白髪や抜け毛にも効果が!?
セサミンといえば抗酸化作用が有名です。
体に過剰に生まれてしまった活性酸素を抑制する作用を抗酸化作用といいますが、血液にも肝臓にも、細胞にも様々な部分に作用してくれる人の体にとってとても効果的な作用です。
また、セサミンは白髪対策にもなるということ、ご存知でしょうか。
白髪はどうやって作られるのか?ということから理解していきましょう。
白髪ができるのは、毛包内のメラノサイトという物質が不足しているからといわれています。
頭皮の毛穴の奥、そこには毛包という部分があります。
この部分に血液内の栄養素が運ばれ、その栄養素を養分に髪の毛が成長していきます。
この際、髪の毛に色をつけるための物質がメラノサイトです。
欧米人はメラノサイトの色が薄いため、茶髪、金髪などになります。
日本人はメラノサイトの色が濃いので、黒髪になります。
メラノサイトが不足した状態になると、白髪になるのです。
メラノサイトの元になるのが、血液中のチロシンという成分です。
このチロシンはアミノ酸の仲間で、年齢を重ねる、またストレスなどが原因で減少していくデリケートな成分です。
このチロシンが何らかの原因で減少することで、メラノサイトが不足してしまうのです。
ゴマにはこのチロシンという成分が豊富です。
またセサミンには、髪の毛の元になる成分、つまりアミノ酸を作る肝臓と密接な関係にあります。
セサミンの抗酸化作用は、肝臓に「直接作用する」という特徴を持っているため、肝臓にとって強力なサポート成分なんですね。
肝臓がアミノ酸を作るとき、セサミンがサポートしてくれることでスムーズにアミノ酸を作ることができるんです。
肝臓でアミノ酸が作られないことには、アミノ酸であるチロシンも作られない、チロシンが作られないということは、髪の毛の色をつけるメラノサイトが少なくなるということになるのです。
直接的に関連があるという成分ではありませんが、結果的に、一番の元になる部分にセサミンが関係しているということになります。